残念!やはり代償性発汗(多汗症手術の副作用)は治す方法がない模様

みなさんこんばんわ!

手のひら多汗症の治療として受けたETS(胸腔鏡下交換神経遮断術)の副作用である代償性発汗を患い、それが今年で10年目になる多汗症ラボ管理人です。

やっと9月も後半に入り、私の住む九州地方でも朝晩が随分と涼しく、昼間の気温も30度は越えないようになってきました。

気温が25度を超えることに反応して体中から発汗する代償性発汗持ちの人間にとって、本当に待ちに待った涼しい時期がやってきましたね。

これだけ涼しくなると、夏の間に比べて一気に一日の内で体にかく汗の量が減ります。

最近はそのことが本当に嬉しく、精神的にも安定して過ごすことができています。

そんな私ですが、代償性発汗が発症して10年目という節目になってはじめて「代償性発汗の治療方法」を夜な夜なネットで調べる日々を送っております。

一年の半分の涼しい時期は快適に生活することができますが、できれば代償性発汗を治療して、残り半分の暑い時期も快適に過ごしたいものだと常々考えているのです。

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代償性発汗の治療方法はない

早速結論から申し上げますと、私が長い時間をかけて色々と調べた結果、代償性発汗を治療する方法は、現代医学においても確立されていないということが判明してしまいました。

ETS後には腹部、背部および大腿部などの非遮断部位を中心に代償性発汗(Compensatory hyperhidrosis)が高頻度にみられ、そのメカニズムも完全には解明されておらず、有効な治療法も存在しないことから、治療成績を下げることなく代償性発汗を抑える手技が模索されてきました。

引用元:日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会 公式HP

上記文章は日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会という読んで字の如く、日本のETSについて研究している会(ETSの研究を目的とした医師やメディカルスタッフの会員制の団体)が公式に発表している文章ですが、黄色ラインを引いた箇所を見てみてください。

残念なことが書いてありますね。

そうなんです、代償性発汗は現代医学をもってしても未だに原因もはっきりしていなければ、有効な治療方法も存在しないのです。

いや~薄々分かっていはいたことですが、僅かな希望すら存在しないことがハッキリとしてしまうと、それはそれで辛いものがありますね。

なぜ副作用があるETSは行われてきたのか

手のひら多汗症に対して100%の効果がある治療方として、1996年4月に保険適応となったことがきっかけとなり相当数の需要が生まれたETS手術ですが、かなり早期の段階から代償性発汗という不治の病(副作用)の報告が多数あったようです。

しかし、治療法がない代償性発汗という危険性を認識してなお、医療はETSを辞めなかった。

それはなぜか?

術後に生ずる代償性発汗に関しては、他疾患に対し交感神経節遮断を施行した際の術後発汗状況が自制内であり、手掌多汗が消失するメリットがより優れていると考え行われていた。さらに、代償性発汗を多少認めても動物としての人間生存には影響がないことより併存症として認識されたが、それが新たな愁訴になるとは予定しなかった。

引用元:日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会 公式HP

これは先に載せた文章と同じ日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会の公式ホームページ内の一文ですが、黄色ラインを引いた箇所にその答えが書いてありました。

難しい言葉を使ってありますが、要するに、

「ETSで手汗がなくなるメリット>>>代償性発汗でかく汗」

もしくは、

「手汗はさわったものを濡らしてしまうなど自分以外に対して不都合があるが、代償性発汗でかく汗は自分が気持ち悪いだけで、生きていくために必要な最低限のこと(食べる、寝る、排泄するなど)には一切影響しない。」

という風なことが書いてあるように見て取れます。

そういうことだったんですね。

「代償性発汗が発症しても動物としての人間生存には影響がない」だなんて、代償性発汗の人間は無人島で自給自足でもしてろよ、ということなのでしょうかね。

ETSに関するガイドラインが設定された

動物としての人間生存に影響がないとして、安易に行った大量のETSのせいでうまれた代償性発汗患者をとうとう無視することができなくなったんでしょうね。

ETSを受けた患者さんの大多数は喜ばれ感謝していただいていますが、一部の患者さんが代償性発汗で悩んでおられるのも事実です。こうした状況もあってか2010年に「限局性局所多汗症診療ガイドライン」が日本皮膚科学会より公表され、手掌多汗症に対する治療適応や治療法選択について一定の方向性が示されました。

引用元:日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会 公式HP

これも同ホームページ内の一文ですが、「一部の患者さんが代償性発汗で悩んでおられるのも事実です。」なんて書いてありますが、1996年から行われてきたETSでうまれた代償性発汗患者は「一部」では済まないはず。

そこで2010年に「限局性局所多汗症診療ガイドライン」なるものをつくり、それ以降は「安易にETSを勧めず、また行わず、それに至るまではいくつかの治療法を試すのが先だし、ETSは多汗症患者の強い希望があってはじめて行いましょう。」という流れになったようです。

2010年といえば私がETSを受けた3年後です。

もっと早くガイドラインが制定されていれば、私は代償性発汗を患う必要はなかったのかもしれません。

代償性発汗の治療法がない件のまとめ

正直に言うと、これはかなり前から分かっていたことではありました。

しかし代償性発汗歴も10年目に突入し、このブログを書きはじめたこともあって代償性発汗について調べる時間が長くなり、そうすると心のどこかでは「なにか良い方法が見付かるんじゃないだろうか」という気持ちが芽生えてきます。

しかしそんな方法があればすでに有名でしょうし、全国に沢山いらっしゃる代償性発汗患者の方々もすでに救われているはず。

そのため「治療法はない」としました。

厳密に言うと、現状で唯一可能性がありそうな「リバーサル手術」というものがあるのですが、これは日本では受けることができず、海外での治療となるため、あまり現実的ではないとして除外しています。

リバーサル手術についての記事を書きましたのであわせてご覧ください。

治療法がないというのであればあとは対策していくのみ!

こんなんとか、

こんなんとか、

こんなんとか。

これからどんどん涼しくなっていって体に汗をかかなくなる時間が増えると、精神的に落ち着きますし気持ちにゆとりができてきます。

その間に色々と調べて、そして考えて、次の暑い時期が来るまでにはしっかりとした対策方法を考え、そして備えておきたいものですね。

P.S

大半が愚痴のようなブログになってしまいすいませんでした。

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