多汗症は遺伝する!?1歳2ヶ月の子どもをもつ親が手のひら多汗症だったら

みなさん こんばんは。

私は元レベル2の手のひら多汗症で、現在は多汗症を治すために受けたはずの手術(ETS)によって発症した副作用である代償性発汗を患っています。

手術のおかげで手のひらの汗はビタッと止まりましたが、その副作用として気温が25度を超えると体中(主に胸、背、尻、腿など)から大量の汗が噴出す身体になってしまうなんて、手術を受ける前は夢にも思っていなかったんですけどね。

ほぼ完全に手のひらの汗は止まったのだから、全身に汗をかくようになったことはしょうがないと受け入れるべきか。

それとも全身にかく汗が想像以上に辛く効果的な対策もなかなか見付からないため、手のひら多汗症の手術を受けるべきではなかったと後悔するべきか。

術後10年(代償性発汗歴10年)が経った今でも、なかなか答えが見付かりません。

実際に自身が患っている病気ではありますが、どうしても「自分」と「自分の身体」がバラバラなような気がしていて、うまく言えませんが、頭の中では未だに「自分が自分の身体を受け入れることができない」ような状態が続いております。

11月に入り、日中の気温が25度を超えることが減り体に汗をかかなくなると、上記のような不安定な気持ちは随分和らぎ、ほとんど健やかな毎日を送ることができるのですが、いずれ季節は変わりまた夏が来れば、毎日が辛くて辛くてしょうがない、そんな日々を過ごさなければいけなくなります。

多汗症(手のひら多汗症、代償性発汗含む)はとても辛いのです。

そんな多汗症について、ちょっと気になったことがあったので調べてみることにしました。

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家族、親族に多汗症の人がいる

私がETSを受けた病院で渡された書類の中に、「手掌多汗症とは何ぞや」ということが簡単に書いてある文章があったのですが、その中に「家族、親族に手掌多汗症の人がいる」という一文がありました。

このブログで紹介したカウンセリング用?の資料ですね。

手術前にサラッと読んだ時は「母親にそういった症状はないし、父親は両親の離婚後会ったこともないから顔も覚えていないしな~」ぐらいにしか考えていなかったのですが、今になってよくよく考えてみると、これはどういうことなのでしょうか。

っと、気になったんです。

なんなのでしょう、家族や親族に多汗症の人がいるからってどうだっていうのでしょう。

全文を載せると、

「精神的興奮や感情的刺激(緊張)によって、両手のひらの過剰発汗を来す疾患。多くは腋の下や足底部の多汗を伴う。患者は10~30代に多く、女性にやや多い。家族歴がある(家族、親戚に手掌多汗症の人がいる)。」

こうなるのですが、家族歴がある場合に発症しやすいってこと?

もしかして多汗症って、、、遺伝してしまうの?

そんな不安が頭を過ぎりました。

それは困ります!

すでに多汗症を患っている私自身はしょうがないとして、最愛の息子ちゃんにまでこの忌まわしい病気が遺伝してしまうだなんて、考えただけでも反吐が出ます。

自身の生についてまで何度も考えされられたこの忌々しい病気。

この業は、私の代で終わらせなければならないのです。

多汗症は遺伝するのか?

多汗症のせいで、普通の人と同じことはできないなと諦めたてきことは沢山あります。

私はもう良いんです。

しかし、私の愛する息子にまでそんな思いをさせるだなんて、それは絶対に許されません!

そこで「多汗症と遺伝の関係」について調べてみました。

多汗症は遺伝するのではないか

実はこれ、かなり早い段階から言われていたことのようです。

多汗症のほとんどが「思春期ごろまでに発症する」ことで、生まれ持った体質が発症に大きく関わっていることはほぼ間違いないとまで言われているようですが、たしかに私も物心つく前の幼児期に発症しています。

冒頭の画像の子どものようなクレヨンの握り方をしてしまうとすぐにクレヨンが汗でびちゃびちゃになっていたのですが、はじめはそれが病気だなんて分かりませんでした。

そういったことから、多くの施設で多汗症の遺伝について研究が行われているようですね。

60~65%家族内に同じ症状の人がいた

これは海外でのことですが、多汗症患者の60~65%が家族内に多汗症の人がいたようです。

もちろん手のひら多汗症でのお話です。

ちょっと多すぎる数字に見えますよね。

過半数を優に上回り、これぐらいの割合になると「ほとんど」とまでは言いませんが、「大部分」と言っても過言ではないように感じます。

そう考えるとますます恐ろしくなってきました。

ですが、家族内に多汗症の人がいて尚且つ多汗症を発症した人でも、遺伝とは関係なく過度なストレスや緊張など精神的なものが原因だったり、食事や睡眠などの生活習慣の乱れが原因だったりで、後天的に発症した人も多くいるでしょう。

また、逆に35~40%は家族に多汗症の人がいないにも関わらず発症したとも言えます。

そうすると60~65%という数字は、後天的な発症もありながら遺伝という可能性も多く秘めている数字だと考えることができます。

疾患遺伝子は特定されていた

ちょっと調べただけで、多汗症の遺伝に関する絶望的な情報がどんどん出てきてしまいます。

長らく特定されていなかった多汗症の「原因遺伝子」を、2006年に佐賀大学の研究チームが行った「全ゲノム解析(手のひらの多汗症の患者さんからDNAを採取してその塩基配列をすべて調べる)」により、その結果として4番目の染色体の間に、多汗症を引き起こす遺伝子があることを予測する解析結果を世界ではじめて発表したそうです。

なんということでしょう、権威ある大学の研究チームが満を持して「多汗症を引き起こす遺伝子が存在する場所が分かったような気がする」と世界に向けて発表しているのです。

これでいよいよ「多汗症は遺伝する説」が濃厚になってきました。

困りましたね~、なんとかならないのでしょうか。

可愛い息子ちゃんにだけは多汗症の辛い思いをさせたくないのです。

神様、どうかお助けください。

多汗症の遺伝を防ぐために

残念ながら多汗症、その中でも特に手のひら多汗症が、かなり高い確率で遺伝するかもしれないことが濃厚になってきました。

と言ってもまだまだ研究段階ですし、佐賀大学の発表もあくまで「予測する解析結果」ですし、100%というわけではありませんし、、、。

海外の多汗症患者の内、35~40%は親からの遺伝無しに発症していますし、もちろん多汗症の親の子どもが100%多汗症になるわけではないでしょう。

そう考えると、我が子に多汗症が遺伝してしまうのか否か、本当に運のように思えてきます。

しかし多汗症の辛さを身に染みて知っている親の立場としては、なんとしても我が子に遺伝してしまわないよう最大限努力をする必要がありますよね。

正確に言えば、遺伝子レベルをどうこう出来る頭を持ち合わせていないため、仮に原因遺伝子を受け継がせてしまたっとしても、どうにかして発症させないための対策です。

生活習慣を整える

完全には解明されていませんは、多汗症の発症原因のひとつとして生活習慣の乱れが上げられています。

まずは食生活。

「肥満の人には多汗症が多い」と言われており、脂っこいものなどの大量摂取を控え、バランスの取れた食事を心掛けるようにしていきたいと思います。

子どもにはちょっと早いですが、コーヒーに含まれるカフェインや煙草に含まれるニコチンは交感神経を刺激する中枢神経興奮剤という物質が多く含まれていますので、過剰に摂取すると発汗が促さるためこれらもNGです。

睡眠も大事なようですね。

人間が汗をかく量をコントロールするためには「自律神経の安定」が必須とのことですが、睡眠時間が極端に少なかったり不規則だったりすると、肝心の自律神経が乱れてしまいます。

先述した食事に関しても、摂るリズムが不規則だとやはり自律神経が乱れるそうです。

ストレスのない生活を送る

精神的な原因から発症する多汗症も多いようです。

それは恐怖だったり、緊張だったり、ストレスだったり、不安だったり。

それらは大人でも長時間感じていれば体調を崩す原因になりますし、感受性の豊かな子どもであれば大人の数倍は負担に感じることでしょう。

これら精神的負担は受けることにより交感神経を優位にさせてしまい、その結果として発汗を促してしまいます。

未だはっきりとはしていないようですが、交感神経が長期間敏感な状態が続くことで、汗を抑制してくれる副交感神経(リラックス時活発になる神経)の働きが鈍くなり、汗をかき続ける多汗症になってしまうのではないでしょうか。

そのため子どもには、出来るだけリラックスできてストレスのない生活が送れる環境を与え続けたいと思います。

ホルモンバランスを整える

ホルモンバランスの乱れ、これも多汗症の原因と成り得るようです。

人間は脳でホルモンの分泌量をコントロールしていますが、それと同時に交感神経もコントロールしているようです。

そのためホルモンの分泌量が過剰になると交感神経も過剰に活発になり汗をかくとのこと。

よく女性は月経の際にホルモンバランスが崩れると聞きますが、男性でも生活習慣の乱れや体の冷え、ストレスによって簡単に乱れてしまうそうなのでこれも心配です。

では乱れさせないためには?

それには先述した「整った生活習慣」を心掛けることと「ストレスのない生活」を送ることが一番のようです。

もし乱れてしまったら?

やはり食事や睡眠を十分にとり、リラックスした時間を過ごすことでストレスを解消することが必要になります。

ストレス発散と体のリラックスのために、軽い運動も効果的なようです。

変わったところでは納豆、マグロ、アーモンド、ウナギなどにホルモンバランスを整える働きをする栄養素が多く含まれているそうなので、普段より意識して沢山食べてみてもいいかもしれません。

多汗症の遺伝についてのまとめ

我が家の愛する息子は現在1歳と2ヶ月。

一緒に遊んでいる時に手を握ると湿っていることが多く、「もしかして手のひら多汗症か?」と心配になることが多々ありますが、それぐらいの時期の子どもはみんな汗っかきなので今のところ経過観察中といったところです。

もし多汗症だったら、、、もし遺伝してしまったら、、、。

と自身が多汗症であることを心から悔やみますが、万が一遺伝してしまっている我が子の多汗症原因遺伝子が発症してしまわないよう、今回書いたような規則正しく健やかでストレスのない毎日を、私と奥さんと息子とで一緒に送っていきたいと思います。

仮に発症したとしても子どもには辛い思いを絶対にさせぬよう、出来ることは全てやる心の準備はしてあるのですが、発祥しないならしない方が子どものためには絶対に良いからですね。

今回はちょっと調べてみただけでつらつらと書きましたが、子どもの成長に合わせてもっと詳しく調べて対策をしていく必要性を強く感じましたので、それに合わせて今後もこのブログに引き続き書いていければいいな、と思っております。

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『多汗症は遺伝する!?1歳2ヶ月の子どもをもつ親が手のひら多汗症だったら』へのコメント

  1. 名前:とも★とも 投稿日:2017/11/23(木) 07:31:42 ID:1ad802c64 返信

    記事拝見しました!
    遺伝の話はとても興味深いですね…
    私にも子どもがいますが、娘が、手が滑ってペンのフタが開けられないなど既に怪しいのです(泣)
    私自身は、はっきり「多汗症」と言える症状の家族はいなかったですが、父がとても汗かきです。でも私みたいに手足にはかいてなかったんですよね( `・ω・) ウーム…
    汗かきが遺伝してそれから私の場合は手足まで…??
    それはさておき、ウチの場合は完全に遺伝しているようなので娘のことを色々考えています。
    同じように苦労して欲しくない!
    けれども、有効な手立てがなかなかないのもまた事実…
    子どもに塩アルを試すのか!?いや、あんな小さな手にはしたくない…悩みは尽きませんね。

    • 名前:多汗症ラボ管理人 投稿日:2017/12/01(金) 22:30:42 ID:0a9064e4c 返信

      とも★ともさん
      いつもコメントありがとうございます!

      娘さんの現在の手汗が、子どもならではのもの(多汗症ではない)であって欲しいと私からも強く願います!!

      確かに薬品系はちょっと気が引けますね。
      そんな時はみんなどうしてるんですかね~。
      やっぱり漢方なんかが安心なんですかね~。
      私が手のひら多汗症で通院をはじめたすぐは「効くかも」といって、病院から「ごれいさん」なる漢方を処方されましたよ。
      残念ながら頑固な手汗だったのか、全く効きませんでしたけどね笑

      あとは医療の発達も期待したいところですね。
      全く関係ありませんが、10年前は携帯電話がほぼ「画面だけ」になっているなんて思いもしていなかったことを、今になって「技術の進歩は凄いな~」なんて考えることがあります。

      私も、最近生まれてきてくれた可愛い息子がもし自分の病気を受け継いでしまったら、、、。
      なんて考えただけで不安な気持ちでいっぱいですが、それと同時に「絶対に自分と同じ思いはさせないように出来ることを全てやって健やかに育てていく」という強い気持ちもあります。

      お互い、どうにかしてでも子どもには多汗症の辛さを経験させないよう、頑張っていきましょう(^^)/