手のひら多汗症を治すため、まずは自身の手汗グレードを知りましょう

多汗症の人にとって、とても辛い季節になってきましたね。

私は手掌多汗症(手汗がひどい病気)を10年前に手術し、現在はその手術を受けたことによる副作用の代償性発汗という症状に悩まされています。

私が手のひら多汗症だった頃は、気温が高い日はもちろんなのですが、その他にも精神的なものだったりホルモンバランスや生活習慣の乱れによっても手汗をかいていましたので、その頃は一年中手が濡れている状態でした。

それがETS手術という治療を行うことにより、手術後はほとんど手汗をかかなくなったのですが、その副作用として、今度は首から下の全体的(胸や背中、腕や足など)に大量の汗をかくようになってしまいました。

ただ、代償性発汗でかく汗はほぼ気温の高さのみに反応し、湿度や体感温度によっても若干変わりますが、基本的には外気温25℃を超えると汗をかきはじめます。

そのため私の住む地域では、11月~5月までの涼しい期間はほとんど体に汗をかくことがなく、逆にそれ以外の半年間は顔と手のひら以外の全体的に汗をかいている状態です。

手掌多汗症で常に手汗をかいている状態代償性発汗で一年の半分は体全体に汗をかいている状態を比べると、どっちが正解だったかと未だに悩むことがあります。

手術を受けた当時は若かったこともあり、とにかく手汗が止まれば他はどうなっても良い!という、安易な気持ちがあったのかもしれませんね。

(いくつかの治療方法を試してみても症状は改善されず、それほどまでに手掌多汗症で辛い思いをしていた、というのもありますけどね。)

私の手のひら多汗症は、本当に手術するしかなかったのか?

他に良い対処方法や対策、治療方法はなかったのか?

ETS手術は本当に最後の手段です。

代償性発汗は大なり小なり、ほとんどの場合で発症するそうです。

手術を行う前に、治る可能性のあることは全てやっておくべきです。

そのためにはまず、自身の手汗の重症度分類を知ることからはじめましょう。

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手掌多汗症の重症度分類(グレード)

これはグレード1~グレード3までの3段階に分けられます。

手掌多汗症の治療のために初めて病院にいった場合、まずはこの内のどのグレードに該当するかを診てもらうことになります。

※私の手元にある資料は私がETS手術を受けた平成19年5月のものなので、もしかすると現在では内容が変わっている可能性があります。

手掌多汗症グレード1

少し湿る程度。見た目には分からないが、触れると汗ばんでいるのが分かる。水滴ができる程ではないが、光を反射して汗がキラキラ光る。

手掌多汗症グレード2

水滴ができているのが見た目にもはっきりとわかる濡れている状態。だが汗が流れるところまではいかない。

手掌多汗症グレード3

水滴ができて、汗がしたたり落ちる。

私の手掌多汗症はグレード2だった

手術前の診察の結果、私の手掌多汗症はグレード2と判定されました。

確かに手のひらに水滴ができていて、はっきりと濡れているのが見て取れるほどでした。

小学生の頃には友人から「なんで手が濡れているの?」なんて聞かれたものですが、当時は自分でも理由が分かりませんでしたし、なんとなく自分が普通じゃないという意識だけはあったので、恥ずかしい思いをしたのを覚えています。

ただ、状況によってはグレード3の「汗がしたたり落ちる」症状もありました。

例えば夏の暑い日に、エアコンの効いていない部屋でプラモデルやミニ四駆を組立てている時や、人前でなにかをしなければならないような緊張状態にある時です。

グレード2.5とかがあれば、それに該当していたかもしれません。

グレードはいくつかの病院で診てもらう

これは私の持論であり、今になって「あの時そうしていれば良かったな~」と思うことです。

私は建築関係の仕事をしているのですが、例えば家をリフォームする場合、「見積りは3社から取ったほうが良い」と言います。

これは、複数業者に見積りをしてもらうことで、その工事の内容や金額が適正かどうかを判断するという目的も含まれているのですが、私もこれには賛成です。

複数業者から同時に見積りを取ることを「相見積り(あいみつもり」と言いますが、業者によっては相見積りだと伝えると露骨に嫌な顔をすることがありますが、そんな自社の見積もりに自信がない業者を選ばないためにはとても有効な手段です。

少し話は反れましたが、私は手掌多汗症のグレード判定においても、似たようなことが言えるのではないかと考えています。

手掌多汗症はとてもデリケートな問題です。

手のひらに汗をかくことを、周りの人に相談できずに苦しんでいる人は多いと思います。

私もその一人でした。

勇気を出して親に「手に汗をかきやすいんだ」と軽く相談してみたとして、それに対して「なによそれぐらいで」みたいなことを言われてしまった日には、ますます自分の殻に引篭もってしまう危険性があります。

勇気を出して病院に行ったとして、診察の結果グレード1だったとしましょう。本人的には相当手のひらに汗をかく自覚はあるし、日常生活や対人関係に支障を感じているのにも関わらずです。それで周囲から「グレード1なんだからそんなに気にしなくていい」なんて言われた日には、なぜ自分がこんなに苦しい思いをしているのに誰も分かってくれないんだ、となります。

これに対して私は、グレードなんて診察してくれたお医者さん次第では変わる可能性があるんじゃないの?と思うわけです。

手掌多汗症は、様々な刺激に対して交感神経が敏感に反応してしまうために起こる病気です。

そして肝心なのは、なぜ交感神経が敏感になるのか、その原因がはっきりとしていないということです。

診察時の環境は病院内なだけあって、そんなに緊張するものでもありませんし、エアコンも快適に効いているでしょう。

お医者さんは診察時の手のひらの状態やヒアリングによってグレードを判定すると思うのですが、診察時の環境は普段生活している環境とは違いますし、お医者さんも人間です。

手のひら多汗症という原因不明の厄介な病気を、初めて合った人間がたったの3段階の内に当て嵌めるのは、とても難しいことだと思うんですよね。

そこでいくつかの病院で診察を受け、複数の判断を得ることでまずは正確に自分自身の状態を把握することが、手のひら多汗症を克服する為の第一歩になるのではないかと考えます。

そうすることで周囲にも「私は手掌多汗症のグレード〇だから、それに見合った適切な治療を受けたいんだ」と胸を張って言えるようになりますし、グレードが高くなるほど周囲の協力も得やすくなると思います。

まとめ

多汗症は適切な治療によって症状の改善が期待されます。

そのために大切なのは、自分自身の手のひら多汗症の状態を正確に把握するために、多汗症の治療を行っている皮膚科で診察してもらうことです。

多汗症専門外来、発汗異常外来など、多汗症を専門に扱う病院もあるようです。

私の場合、はじめは特に多汗症専門ではない近所の皮膚科に行ったため、最初はなにかと苦労しました。

(病院側も意図しない患者が来て大変だったと思いますが、とても親切にに対応してくれて本当に感謝しています。)

精神的なものだったり、多汗症以外の病気が隠れいている場合でも、まず皮膚科等で原因を調べてもらうことで、何科を受診すればよいかを教えてもらうことができるようなので、まずは多汗症に強い病院を探して受診し、自身の手のひら多汗症のグレードを正確に知ることが、多汗症を治すための近道かもしれません。

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