手のひら多汗症手術の副作用「代償性発汗」とは?その対策は?

私は23歳の時に手のひら多汗症克服のためにETS手術を受け、その後は手術の副作用である代償性発汗を発症しました。

今日までの10年間を代償性発汗とともに過ごしているのですが、また今年も代償性発汗持ちには辛い、外気温が高い季節になってきましたね。

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代償性発汗とは

手のひら多汗症は気温の高さ以外にも精神的なものだったり、ホルモンバランスや生活習慣の乱れなど色んな要因が重なって手のひらに汗をかくのですが、代償性発汗は気温が25度を超えると発汗が始まり、クーラーが効いた部屋など涼しい場所に行くことで汗を止めることができる「温度依存の発汗」です。

その原因として有力とされているのが、「発汗の機能をコントロールしている交感神経を切除したことで、気温変化による体温調節がうまく機能せず汗を多量にかく」ということ。

代償性発汗という名前から、「手のひらの汗を止めたことが原因で、その代償として他の部位からの発汗が増える」と思われがちですが、実はそうではないのです。

私が手術前に病院から渡された説明資料には、代償性発汗で汗をかく部位は主に「腹部」「背部」「臀部(尻)」「大腿部(太もも)」と書かれています。

これはまさにその通りで、手術後の私はなんなら「首から下、手のひら以外の全部」から大量の汗をかくようになりました。

あと、辛味の強いものを食べると頭皮から滴るほどの汗をかきます。これが代償性発汗の影響なのかは分かりませんが、手術前にはなかった症状です。

代償性発汗の対策

もう一度書きますが、代償性発汗は気温のみに影響される温度依存の発汗です。

外気温が25度を超えると発汗が始まりますので、四季がある日本で過ごしているのであれば、だいたい晩春から初秋までが辛い時期になると思います。

私が住む地域では、毎年6月~10月あたりが体中に汗をかきまくる期間です。

その代わり、それ以外の涼しい時期は体のどこにもほとんど汗をかきませんので、手術前には体感したことがなかった「普通の人」の状態を満喫することができます。

一年の半分は毎日が辛くて、もう半分はとても快適な生活。

それをどうにか、できれば一年中を快適に過ごせないものかと対策を考えてみます。

エアコンの効いた家の中で過ごす

エアコンは常時24度設定です。

買い物は全てネットで済ませましょう。

ここでほとんどのものが手に入ります。

どうしても外に出ないといけない用事は家族に頼むか、エアコンの効いたタクシーを手配してドアtoドアで目的地まで向かってください。

そうすることで、体に汗をかく可能性を大幅に減らすことができます。

これが叶うではあればそれが一番幸せなんでしょうね。

涼しい仕事場で働く

現在外回りが多いサラリーマンは完全内勤(クーラーが強めに効いているオフィス限定)に職場内転職、もしくは転身しましょう。

建築関係や土木関係など過酷な状況下で働く人たちは、思い切って冷蔵庫内作業員にジョブチェンジすると快適な職場環境が得られます。

私は現場系な仕事を営んでいますが、一時期は本気で在宅でできる仕事を探していました。

あとは素潜りの漁師にも憧れましたね。水中が仕事場であれば常に体が濡れた状態なので、代償性発汗でかいた汗も気にならなくなると考えていました。

涼しい土地に引っ越す

これも一時期は本気で考えていました。

今では守るべき家族ができましたので叶う可能性は低くなったのですが、独身の頃は本気で「親が他界したらすぐに北海道に移住する」ことを信じて疑っていませんでした。

カナダも日本人が過ごしやすくて良いらしいという話を、現在アメリカ在住の友人(日本人)から聞き、とても興味を抱いていた時期がありました。

軽井沢、富良野、上高知、阿蘇などの日本を代表する避暑地への引越しであれば、敷居も低いしかなり現実的な対策になるかと思います。

涼しい服を着る

未だ購入にはいたっていませんが、以前から興味があるスーツがあります。

長袖つなぎ服の空調ウェア【空調エアコン服つなぎ服】熱中症対策

ファンユニットが衣服内の空気を循環させることで涼感を感じることができる、という優れものです。

おそらく炎天下ではあまり効果がないと思うのですが、例えば設定温度は高いがエアコンが効いている室内や、屋外でも日陰などではとても効果があるんではなかろうかと思います。

少し高価なことが購入を見送っている原因なのですが、もし代償性発汗の方で似たような洋服を着て効果があったよ~という方は、私の背中を押してくれる意味で是非連絡をください。

水分制限は危険?

これは逆にダメなんじゃないの?と思う対策です。

ネットで「代償性発汗 対策」で検索すると、たまに「水分制限」なる対策方法がヒットするのですが、これは「どうせ汗は止まらないのだから、体内の水分を少なめに保つことで出ていく量を減らそう」という考え方です。

もうお分かりですね、これは危険です。

特に今からの時期では熱中症も怖いですし、高い確率で脱水症状を発症してしまいます。

脱水症状というと聞きなれた言葉のためか安易に捉えられがちですが、ひどい場合には死に直結する大変危険な状態です。

おそらく「医師などの適切な指導と万全な管理の下に行われる水分制限」であれば何も問題ないと思うのですが、プロスポーツ選手のように専属トレーナー(水分量を調整してくれる人)を常に傍に置いておけるような人以外、これは危ないのでやらないようにしてください。

まとめ

手のひら多汗症だった頃も辛い思いをしていましたが、代償性発汗を患ってみるとこれはこれで違った辛さがあることを思い知らされました。

私は手術を受けた当時、無知が原因で副作用の怖さを全く知らないままに代償性発汗を発症しています。

今回の記事で書いた対策方法も、どれも簡単にできるものはありませんし、現実離れしていると言ってもいいでしょう。

代償性発汗で10年間悩んでいる私がパッと考えつく対策方法がこんな感じなので、未だ世の中には本当に効果的な対策方法というものは存在しないのかもしれません

ただ、最近になって自身の多汗症についてブログを書き始めたことで、多汗症や代償性発汗について今更ながら学ぶことが多くなってきました。

このブログを書くために多汗症についての勉強を続けていく中で、今後もしかすると「これだ!」と思わせてくれるような対策方法に出会う可能性もありますので、その時はまた本ブログ多汗症ラボ.comで紹介したいと思います。

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